


「冬のソナタ」から始まった日本の韓国エンターテインメントブーム。メロドラマ一直線の特徴は今や昔のもの。最高のスタッフによって練られた、バラエティに富んだ作品が目白押し。今見るならこれ! というおススメの作品を、韓国エンターテインメント・ナビゲーターの田代親世さんが厳選。Reライフマガジン「ゆとりら秋冬号」から紹介します。
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■おすすめドラマその(1)
「トッケビ」
ここ近年の韓流ドラマは「奇抜な設定を含めたファンタジー」「事前制作」「イケメン男子たちの競演」といったキーワードの作品が目立っています。その中でも今年一番話題となったのが「トッケビ」。高麗時代に非業の死を遂げたものの不死身の存在となり現代まで生き続けているトッケビ(鬼)とその花嫁と名乗る女子高生と、死神とが繰り広げるファンタジック・ラブストーリー。
トッケビを演じたコン・ユの醸し出す柔らかな甘さに世の女性たちの多くがとろけました。まるでモデルのように美形で長身のトッケビと死神が、けだるそうなツーショットでぼやいたり、ロングコートをなびかせてヒロインを助けに行ったり、ずっこけとカッコよさを行き来するギャップにはまります。そんな絶妙な会話の掛け合いでとぼけた雰囲気を出す一方で、残酷な因縁、輪廻転生、神の存在にも思いを馳せることができ、最後には思わず号泣してしまう秀逸な作品です。
出演:イオン・ユ、キム・ゴウンほか。CS放送局「衛星劇場」にて絶賛放送中! 毎週水曜午後11:00~深夜1:45(2話連続放送)※リピート放送あり 11月14日(火)からは「マンホール~不思議な国のピル~(原題)」がスタート
■おすすめドラマその(2)
「太陽の末裔 Love Under The Sun」
「トッケビ」と同じ製作陣が手掛け、メガヒットを放った作品で、異国の地に派遣された軍人と女医が極限状況の中で使命を果たしながら愛を育んでいくヒューマンラブストーリーです。