
5000件に及ぶ片づけ相談の経験と心理学をもとに作り上げたオリジナルメソッドで、汚部屋に悩む女性たちの「片づけの習慣化」をサポートする西崎彩智(にしざき・さち)さん。募集のたびに満員御礼の講座「家庭力アッププロジェクト®」を主宰する彼女が、片づけられない女性たちのヨモヤマ話や奮闘記を交えながら、リバウンドしない片づけの考え方をお伝えします。
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case.40 片づけの基礎を身につけて家事もスムーズに
夫+子ども3人/専業主婦
「もともと片づけは好きでした。実家には収納に関する本がたくさんあって、いつも読んでいたんです。でも、引っ越しをくり返しているうちにだんだんとできなくなってしまって」
片づけられなくなったきっかけを話してくれたのは、小学生の2人の娘と年中の息子がいる智子さん。転勤族の夫について海外に8年間住んでいたこともあります。記憶をたどると、海外生活という環境が智子さんの片づけに大きく影響していたようです。
「メイド文化のある国で、週3回ほど掃除や洗濯に来てもらっていました。散らかっているモノをまとめてくれたり、床掃除のときに床置きのモノをきれいにしてくれたり、生活するのに困らないようにしてくれました」
しかし、子どもが増えるにつれてモノの量も増えます。3人目の子が生まれる直前に引っ越したときに自分で片づけようと思ったら、収納しきれずにパニックになってしまいました。
日本の家の中はコンパクトながら機能的にデザインされていますが、海外の家となると事情が違います。ほしい場所に収納スペースがなかったり、逆に大きすぎて使いにくかったり。
「私の知っている収納術が役に立ちませんでした。便利なグッズが売っている100円ショップもない。がんばって収納方法を考えても実現する手段がないということが重なり、どうすればいいのかわからなくなってしまった」