■「不労所得」の意味は誤解されている

 財布を増やすと言ったとき、もっとも分かりやすいのは「不労所得」でしょう。不労所得とはその名の通り、自らが労働をすることなく所得を得ること。簡単に言えば、何もしなくてもお金が入ってくるという仕組みのことです。

 ただし、誤解してはいけません。不労所得というのは、何の努力もせず、ただ遊んでいるだけでお金が増えていくということではありません。きちんと勉強をし、必要な努力をし、きちんと仕組みを構築できた人だけが得られるものなのです。

 その点を理解していないと、「遊んでいてお金が入ってくるなんてあり得ない」などと、誤解してしまうことになります。遊んでいてお金が入ってくるなんてことは、確かに、あり得ません。それは不労所得の本質ではないのです。

 では、不労所得の本来的な意味とは何でしょうか。それは、時間を切り売りしてお金を稼ぐのではなく、知恵を活用してお金を稼ぐことです。具体的には、一度の行動がその後も継続して受動的な収入を生み続けるという、システムを作ることを意味しています。

 会社に勤めて賃金を得るというのは、時間で稼ぐ労働所得です。労働所得は、自らが時間を使って労働しなければ得ることができません。一方で、不労所得の場合には、自らが働く必要はありません。働かなくても、継続的に安定した収入をもたらしてくれます。

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