ホームボタンがなくなり画面が拡がった「iPhone X」
ホームボタンがなくなり画面が拡がった「iPhone X」
「iPhone 8」(右)と「iPhone 8 Plus」(左)
「iPhone 8」(右)と「iPhone 8 Plus」(左)

 米アップルは日本時間9月13日未明(現地時間12日)、米国カリフォルニア州で発表会を開き、「iPhone X(テン)」、「iPhone 8 / 8 Plus」の新型スマートフォン3機種を発表した。最上位機機種「iPhone X」ではホームボタンが撤廃され、顔認証機能を初めて搭載するなど、2007年の初代iPhone発売から10周年を印象づけるデザインの変更がみられた。それとは対照的に「iPhone 8 / 8 Plus」は、前機種の「iPhone 7 / 7 Plus」とほとんど変わらぬデザインとなっている。

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 「iPhone X」は初代iPhoneから一貫して画面下部にあったホームボタンがなくなり、面の大半がディスプレーになっている。5.8インチの有機ELディスプレーを搭載し、歴代iPhoneで最も高精細という「Super Retinaスクリーン」を採用した。従来機種では、ホームボタンに指紋認証機能を搭載していたが、それに代わり「Face ID」という顔認証機能が新たに加わった。背面には約1200万画素の広角と望遠の2種類のレンズが並んでおり、誰でも簡単に高いクオリティーの写真撮影ができるという。

 10月27日から予約を受け付け、11月3日に発売する。容量別に64GBと256GBの2つのモデルがあり、税抜き価格は64GBが11万2800円、256GBが12万9800円。色はホワイト・スペースグレイの2種類だ。

 一方、「iPhone 8 / 8 Plus」は、「iPhone 8」が4.7インチ、「iPhone 8 Plus」が5.5インチで、前機種の「iPhone 7 / 7 Plus」と変わらない。デザインにも違いはほとんどなく、カメラの画素数も約1200万画素と据え置かれたが、周囲の光に合わせてディスプレーのホワイトバランスを自動で調整する機能が加わった。

 9月15日から予約受け付けを開始し、22日に発売する。64GBと256GBの2つのモデルがあり、税抜き価格は「iPhone 8」が7万8800円(64GB)・9万5800円(256GB)。「iPhone 8 Plus」が8万9800円(64GB)・10万6800円(256GB)。カラーはシルバー・ゴールド・スペースグレイの3色。

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