沢尻エリカ=2012年撮影(c)朝日新聞社
沢尻エリカ=2012年撮影(c)朝日新聞社

 4月12日からスタートする沢尻エリカ(30)主演のドラマ『母になる』(日本テレビ系)。同ドラマは誘拐事件に直面した家族を通して沢尻エリカ、小池栄子(36)、板谷由夏(41)が演じる女性たちが傷つきながらも「母になる」までの物語。子供を巡って「母親とは何か」を問いかけていくという内容だ。

 沢尻は息子が3歳の時に誘拐されてしまい、その後、夫と別れて一人でひっそりと暮らしてきた柏崎結衣を演じ、9年の月日を経て再会した息子との家庭を取り戻すため葛藤する。結衣のもとに戻ってきた息子が母と慕う女性を小池が演じ、板谷は結衣の息子が行方不明になった後も、結衣を励まし続けてきたママ友を演じる。

 沢尻といえば、2007年に主演映画『クローズド・ノート』の舞台挨拶において、不機嫌そうな態度で司会者の質問に「別に」「特にないです」と返答し、大バッシングを浴びて女優としての仕事が激減した過去も。久しぶりの連ドラ主演で初めての母親役となるが、あの沢尻が13歳の子供の母というのは想像できないが、一方で「最近の沢尻は『別に』騒動の頃に比べ、性格が丸くなっていて、意外と好感度が上がっているよ」とテレビ雑誌の編集者は話す。

「本人曰く、『別に』騒動の頃はいろいろなことがあって『子どもだったし、ちょっとおかしかった』とか。しかも、2016年、バラエティー番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演した際、共演者の印象を聞かれた時に、あえて自ら『別に』と突き放すなど、ネタにしていましたよ。そんな沢尻に対して視聴者は『成長したね』と好感を持ったようです」 

 確かに、誰でも若い頃は多かれ少なかれ、道を踏み外したり、傍若無人な時期があるもの。あの『別に』騒動をネタにできるほど大人になったということだろう。

「先日、『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)に出演した時も、松本人志(53)から『大丈夫ですか? トーク番組。何聞いても、別に……で終わらせないで。それされたら困りますけど』とイジられたのですが、苦笑いを浮かべながら手を振って謙遜していましたね。さらに、過去にドラマで沢尻と共演したことがある陣内孝則(58)から、本番中に寝ていたことを暴露され、『芸能生活37年、僕の目の前で本番中に寝た人は沢尻エリカさんと勝新太郎さんだけ』と言われると、『すみません、ごめんなさい、本当にすみません』と謝罪していました」(スポーツ紙の芸能担当記者)

 そんな沢尻。現在はプライベートも健康的な生活を送っているそうだ。

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