「さや姉」こと、アイドルグループ・NMB48の山本彩(23)が10月26日、都内で同日発売のソロ歌手デビューアルバム『Rainbow』の発売記念イベントを開いた。
このアルバムは、元東京事変の亀田誠治をサウンドプロデューサーに迎えた。さらに、GLAYのTAKURO、シンガー・ソングライターのスガシカオが楽曲を提供し、山本自身が作詞作曲した楽曲も収録している。
山本は「刺激だらけでした。NMBに6年間いながら抱えてきた思いとかを書いたので、今の私が120%出せた作品です」と語り、オリコン週間ランキングで初登場1位を獲得したらブルマー姿でコンサートを行うという“公約”を宣言した。
その山本のソロデビューアルバムだが、オリコンのデイリーCDアルバムランキング(10月26日付)では、嵐やケツメイシに続いて3位とかなり健闘している。SNS上では「CD屋を巡ったけど、さや姉のアルバムどこ行っても売り切れだった」との声も。アイドルグループからソロデビューしてもめったに売れない昨今において、山本の作品が好調な理由はどこにあるのだろうか?
「山本の場合、ファンの名前や顔を覚えていて、握手会では『あーっ、○○さん』とフレンドリーに接し、ファンの目を見て笑顔で会話するんです。沖縄国際映画祭のレッドカーペットに登場した際に、ファンから『サインして!』と歓声が飛んだのですが、時間が限られ関係者に急かされているにもかかわらず、メンバーの中で最後まで残って、ファンにサインや握手をし続けましたからね。そんな山本のファンを大切にする姿勢が、CDの売り上げにもつながっているのでしょう」(週刊誌の芸能担当記者)
確かに、今回の発売記念イベントでも「ブルマ姿になってもいいかな~」と言ったりと、山本のサービス精神が伝わってくる。だが、ファンサービスだけでCDは売れないと思うのだが……。
「もともと山本は音楽の才能も豊かなんです。AKB48が担当したNHK連続テレビ小説『あさが来た』の主題歌『365日の紙飛行機』ではセンターを務め、AKB48の渡辺麻友(22)も『AKB48のレベル以上の歌声』と絶賛したほど。音楽番組で席が隣になったスガシカオから『さや姉、歌うまいね~』と褒められたこともありました。ギターも大好きで、休日にはギターメーカーのショールームに通い、雑誌『ギター・マガジン』で、Hi-STANDARDの横山健と真面目に対談もしている。ギターの腕前は音楽番組で弾き語りを披露するほどで、才能もある上、真摯に音楽に取り組んでいる姿に好感を持っている人は多いと思います」(音楽誌の編集者)