小林麻央(c)朝日新聞社
小林麻央(c)朝日新聞社
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 歌舞伎俳優の市川海老蔵の妻で、乳がんを公表している小林麻央(34)が9月5日、がん公表後に新設したブログを更新し、姉でフリーアナウンサーの小林麻耶(37)に初めて言及した。

 ブログのタイトルは「姉」。「私の幸運のひとつは、姉の妹に生まれたことだと思っている」という書き出しで始まる。そして、ふたりが麻央の治療について一緒に説明を聞いた時のエピソードを紹介している。

 麻耶が「どうしよう。怖いよー。怖いよー。本当に怖いよー」と言って麻央にしがみついてきたという。それに対して麻央が「おねーちゃん、あのー、受けるのは私なので、私の方が怖いのですけど」と話すと、麻耶が真剣にこう話したという。

「どうして分かるの?まおちゃんより、私の方が本当に怖いと思ってるかもしれないよ。こればかりは、比べられないよ」

 姉の発言を受けて、以下のように感じたとブログにつづっている。

「『本人が一番つらいのだから』というのは単純だけれど、まわりもつらいのは一緒。究極、人の不安、苦しみ、悲しみは上も下もなく、推し量れないと思う。やっぱり、その人自身のものだから。でも、それを分かりたいと思ってくれる分かろうとしてくれる存在は、本当にかけがえのない愛そのもの。姉は、日々私の感情に寄り添い、私以上に感じてしまっていることを知った。そんな姉をみてつい笑ってしまう心の余裕が今の私にはあるのだ。ありがたい」

 麻央の闘病生活のなかで、やはり姉の存在が大きな支えになっている。