「自分の演技ができなかったのは悔しいです。団体金から気持ちの持続が難しかったですし、また、ゆかひとつだけっていう演技のタイミングがすごく難しかった。また東京に向けていい目標ができてよかったのかなと思います。団体でいい演技ができたのでその通りにやれればいいと思ったんですが、団体で(チームの)みんなが声を出してくれるっていう状況とは少し違ったので。そういった五輪の難しさもわかりました」
ゆかの世界王者にとっても、やはり五輪は特別な舞台だったようだ。しかし、明日の種目別・跳馬にも出場する予定の白井はすでに前を向いていた。
「(明日は)今日の悔しさを晴らすような堂々とした演技をしたいです。明日も難しい技に挑戦すると思います。決勝で演技するっていう機会はすごく少ないので、みんなに感謝して、明日も臨みたいと思います」
(文・横田 泉)