男子4×100mメドレーリレーは平泳ぎの小関がどこまでリードを作れるかがメダルのポイントになる。(写真:Getty Images)
男子4×100mメドレーリレーは平泳ぎの小関がどこまでリードを作れるかがメダルのポイントになる。(写真:Getty Images)

 萩野公介や金藤理絵の金メダルをはじめ、連日のメダルラッシュに沸いた競泳は、現地13日に最終日を迎える。最終日を飾るのは男女のメドレーリレーだ。

 リレー種目のなかでも、自由形、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの4種目でそれぞれトップクラスの選手たちを集めなければ決勝で戦うことができないメドレーリレーは、水泳種目でもっとも盛り上がる種目だ。

 第1泳者が背泳ぎ、第2泳者は平泳ぎ、第3泳者がバタフライで、アンカーが自由形という順番で行われるメドレーリレー。予選では、日本は入江陵介からスタートし、小関也朱篤、藤井拓郎、中村克の順番でリレーしていく。

 今大会、調子が上がらなかった入江だが、予選では「精いっぱい、日本チームで戦いたい」という言葉通り、切れてしまいそうな気持ちをつなぎ留め、53秒57で小関に引き継ぐ。その小関は、59秒02で藤井へ。藤井は100mバタフライの個人種目で準決勝に進めなかった悔しさをぶつけるように、51秒73でアンカーの中村につなげる。その中村は、48秒01の順当なタイムで泳ぎ切り、トータル3分32秒33、全体の3位で決勝進出を決めた。藤井はレースをこう振り返った。

「予選からみんな良い泳ぎができていたと思いますし、決勝で勝負するために、しっかりと準備していきたいと思います」(藤井拓郎)

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