復帰戦ながら9三振を奪う力投を見せたダルビッシュ。(写真:Getty Images)
復帰戦ながら9三振を奪う力投を見せたダルビッシュ。(写真:Getty Images)
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 テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手が、現地16日に行われた敵地でのシカゴ・カブス戦で、約1カ月ぶりのメジャー復帰を果たした。結果的に今季初黒星を喫したものの、5回途中まで2安打、4四球、9奪三振、2失点は、復帰登板ということを加味すれば十分に合格点だった。

 昨季にトミー・ジョン手術を受けたダルビッシュは、今年5月末に1年9カ月ぶりとなるメジャー復帰。ピッツバーグ・パイレーツ相手に5回を3安打1失点に抑え、見事に白星を手にした。

 その後は2戦目のシアトル・マリナーズ戦では6回途中3失点ながらも2勝目を手にしたが、6月8日のヒューストン・アストロズ戦では5イニングを投げたところで右肩や首の張りを訴えて降板。故障者リスト入りしてしまった。

 この日のカブス戦はマイナーリーグで2試合の調整登板をこなして迎えた今季2度目の“復帰戦”。レンジャーズのジェフ・バニスター監督は「ダルビッシュの復帰はチームにとっても大きい。みんなに活力を与えてくれる」と、エース右腕の復活に期待を寄せていた。

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