年齢を経てますます大切なのは、毎日を機嫌よく過ごす力「ごきげん力」ではないでしょうか。
人生いいこともあれば、悪いこともある。馬が合う人もいれば、合わない人もいる。でも、どんなときでも「ごきげん力」さえあれば、大丈夫。
元吉本興業の名物マネージャーで、現在、「笑い」や「元気」などをテーマに年間300回ものセミナー・講演を行う大谷由里子(51歳)さんがお送りする「ごきげんに生きるために大切な習慣」。
大人気イラストレーターの上大岡トメさんのコラボ4コマも同時連載中です!
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ある時、うちの母がわたしの弟である長男たち家族に言ったらしい。
「あんまり、関わってうっとうしがられるのはイヤだから、できるだけあんたたちに関わらないようにするね」
それを聞いた長男は、母を怒った。
「関わるから家族になるわけで、関わっていたら、お互いイヤなこともあるかもしれないけれど、そうやって、家族になっていくわけだろ」
その言葉を言われて、母はとってもうれしかったらしく、よくその話をわたしにしてくれた。
とはいえ、もちろん関わるということは、いいことばかりでもない。
毎日、いろんなことが起きる。
「ほんまに、はっきりしてるわ」と母が言うから、どんなことかと思ったら、お中元をもらったときのこと。