「SNSで何度かのやりとりの後、彼のピアノ演奏をライブバーに何度か聴きに行って。それから親しく話すようになりました。“聞き上手”なんですよ。彼。いつしかそれが高じて“吐き出しパートナー”になってもらいました。過去の2人もそうですが恋愛要素は皆無です」

 こう話すリョウコさんのように“吐き出しパートナー”に恋愛感情をまったく感じないというケースのほか、今でこそ恋愛感情はないが自分のことをよくわかっている元カレを“吐き出しパートナー”にする女性も少なくない。大阪府に住むメグミさん(仮名・43)が語る。

「元カレとは5人くらいSNSやメールで今でもつながっています。夫婦間や職場で言えない話を聞いてもらっています。以前、付き合っていただけあって、私の欠点もよく彼らは知っています。それも交えて的確なアドバイスをくれるのでスカッとします」

 メグミさんは元カレ以外にも、たとえば法律に強い、車やパソコンといったメカに詳しいとか、ある特定の分野に詳しい男友達に愚痴を吐き出し、その分野の専門家として、夫とは違う視点でのアドバイスや知恵をもらいストレスを発散しているという。

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