鹿児島県薩摩半島の南方沖約50kmのところに、今から約7300年前、爆発的噴火を起こし、その火山灰は東北地方まで到達したと言われている火山の名残、鬼界カルデラがある。鹿児島県三島村の硫黄島は、その鬼界カルデラの縁にあり、活火山硫黄岳を抱く島である。硫黄岳は今も噴煙を上げ、そこから出る成分(鉄、シリカ、アルミなど)が流れ出て、島の周りの海を黄色や赤、黄緑など7色に染めており、その外側に広がる青い…

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