ギネス世界記録のワールドカップで4位を獲得した「世界最大の大豆アート」
ギネス世界記録のワールドカップで4位を獲得した「世界最大の大豆アート」
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 その年最高のギネス世界記録を決定するネット投票において、福島県立相馬農業高校の生徒たちが中心になって制作した「世界最大の大豆アート」が4位を獲得した。この投票は「ファンが選ぶ最高のギネス世界記録」として、ギネス世界記録公式サイト上で行われているもので、ギネス世界記録のワールドカップとも呼ばれている。

 約4百万粒の大豆を使用した「世界最大の大豆アート」は、縦20メートル、横15メートルの大作。風評被害の払拭と農業再生の願いを込めて、鎌倉時代から伝わる神事「相馬野馬追」の騎馬武者を描いた。約3カ月をかけて昨年3月に完成、ギネス記録として認定された。

 プロジェクトの代表を務めた相馬農業高校農業クラブの山田裕亮くんは、「南相馬市、福島県の農業が復興するまでまだまだ突き進みます」と決意を新たにする。これからの日本の農業を担う立場として、「若いパワーで地域を盛り上げ、復興を加速したい」というのが最終目標だ。

 大豆アートは、ギネス世界記録への挑戦を通じて福島県の復興を支援するプロジェクト「59の世界記録―FUKUSHIMA PRIDE―」の第一弾。昨年7月には第二弾として、伊達市で復興への祈りを込めた鯉のぼり7494匹を吊るし、世界最多の鯉のぼりとしてギネス世界記録に認定された。同プロジェクトは、福島県の市町村および地元テレビ局、新聞社等が後援。「福島の誇り」をテーマにしたギネス世界記録への挑戦を無償でサポートしている。一緒にギネス世界記録に挑戦してくれるメンバーを募集中だ。今後もギネス世界記録を通じて、福島全59市町村の魅力を世界に発信していく。