2013年、映画・ドラマ・バラエティ・CMに大ブレイクした、「日本一美しい33歳」壇蜜の、新刊『はじしらず』(朝日新聞出版)の刊行記念イベントが、発売日の12月20日にリブロ池袋本店で行われた。
「自分で数えて3冊目の本」という今作は、ホテルの一室で撮った3600枚以上から厳選した53枚のセクシーグラビアを、本人書下ろしの仕事、恋愛、人生を綴った文章が包み込む自身初のフォトエッセイ。
カバーは、紺地に白い明朝体で「はじしらず 壇蜜」の文字が浮き出ているだけというシンプルなデザイン。しかし、その裏面は一糸まとわぬ壇蜜のパノラマグラビアというサプライズ仕様だ。
「いろんな人に読んでほしいので、カバーも近づきやすいデザインにしてあります。でも中身はヌーディーで、開けてみるとびっくりする作りになっているので、電車のなかで開けるときはご注意ください」(壇蜜)
タイトルの『はじしらず』は「壇蜜を自ら客観的に見たときに出てくる言葉」(壇蜜)と自虐的。さらに、自身にとって「はじしらず」なことは何か? という報道陣からの質問には、「壇蜜として人前に立っていることだと思います。ファンの人のために壇蜜として生きることは、それは私の仕事ですけれど、でも心のどこかで、壇蜜は心のどこかで、生きているだけで、恥を吐き出して生きているなって思っちゃいますよね」と本音で答えている。
2013年を振り返って、「イベントに遠方から来てくれるファンが増えて嬉しかった」という壇蜜。記者会見後のサイン本お渡し&握手会は、書籍購入特典の整理券300枚が完売、長蛇の列をつくった。読者の男女比は半々で、もはやグラビアアイドルの範疇には納まりきらない、老若男女問わない幅広い人気を見せつけた。複数冊買って壇蜜との握手と会話を何度も楽しむコアなファン、憧れの壇蜜を目の前にして感極まって号泣してしまう若い女性ファンもいた。『はじしらず』な壇蜜の、怖いもの知らずの勢いは2014年も続きそうだ。