小学生の頃からカメラを始め、芸能活動の傍ら、毎日のように写真を撮り続けている、Snow Manの向井康二さん。夢は「メンバーの写真集を出すこと」という向井さんが、各ジャンルを代表する写真家から撮影の心構えやテクニックを学んでいく連載を、月刊誌『アサヒカメラ』でスタート。ポートレート写真の第一人者・渡辺達生さんとの第1回レッスンから、一部を抜粋してお届けします。ふたりの会話から出てきた初歩的なカメラ用語の注釈を最後にまとめて解説。こちらも併せてお読みください。
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渡辺:写真はいつから撮っているの?
向井:小学生の頃からです。もともと母が写真を撮るのが好きで、いつの間にか僕もカメラ好きになって。カメラ自体の姿かたちもかっこいいなって思いますし、シャッター音とか、レンズをつけるときのカチッていう音を聞くのも好きなんですよ。カメラのシャッター音、聞き分けられるくらいです(笑)。
渡辺:カメラの音が好きっていうんだったら、今日はライカM3(※1)を持ってくればよかったなぁ。あのシャッター音を聞いたら絶対欲しくなるから。
向井:沼にハメんといてください(笑)。(※2)
渡辺:最初に触ったのはやっぱりデジタルカメラだよね?
向井:中学生のときにお年玉をためてデジタルの一眼レフ(※3)を買いました。でも、フィルムで撮ったこともあります。
渡辺:フィルムカメラは何を使っていたの?
向井:祖父が使っていた二眼レフ(※3)です。機種はよくわからないんですが、ボロボロの。
渡辺:渋いねぇ。銀塩(※4)はボロボロのカメラでも途中で止まったりせず使えるからいいね。
向井 僕、もっともっと写真の勉強をしたいんです。専門学校に通おうと思っていた時期もあるくらい。
渡辺:学校は行かなくてもいいんじゃないかな。忙しいなか通うのは難しいだろうし、それで写真が嫌いになっちゃったら困る(笑)。それよりアサヒカメラを読みなさい[と、最新号などを渡す]。
向井:どうしよう、写真うまくなっちゃうかも(笑)。
渡辺:普段はどんな写真を撮ってるの?