向井:最近はメンバーをバッチバチ撮っています。みんなが僕の写真を見て喜んでくれるのがうれしくて。ポーズをとってもらって撮るときもありますし、カメラを持っていないように思わせておいて、さっと撮ったりもします。

渡辺:周囲に最高の被写体がいっぱいいるんだから、どんどん撮っていけば絶対に上達するよ。何より、相手が君に心を許しているから、いい写真が撮れる。失敗を恐れずに、とにかくたくさん撮ること。ブレてもボケてもかっこいい写真になることもあるしね。

向井:自分ではけっこう枚数撮るほうだと思います。毎日撮るようにもしてます。

渡辺:撮った写真はどうしてるの?

向井:Wi-Fiでスマホやタブレットに送って保存しています(※5)。SNSにアップしたり。

渡辺:え、パソコンには?

向井:Wi-Fiで転送できないカメラを使っていた頃はパソコンにも保存してたんですが、いまはしてないです。

渡辺:だめだよ。せっかくのカメラの高画質が無駄になっちゃう。

向井:え、どうしてですか?

渡辺:Wi-Fiの転送だと小さいサイズでの保存になっちゃう場合があるから。

向井:えー、マジですか!

渡辺:今日の帰りにハードディスク(※6)を買いなさい(笑)。

※1 ライカM3
ライカは、ドイツの光学機器メーカーだったエルンスト・ライツ社のカメラの名前。現在でもライカカメラ社が後継機を発売している。M3は1954年に発表された35ミリフィルム用のカメラで、いまなおファンが多い。

※2 沼にハメんといてください
カメラを始めるとハマりやすい「沼」。一度足を踏み入れると、ついハマって簡単には抜け出せないことに由来している。レンズ交換式のカメラ<レンズを交換できるカメラのこと>で、交換用レンズを次々と買いたくなる「レンズ沼」が有名。ほか、ボディ<カメラ本体>や関連用品にも用いられ、ライカは特に「沼」にハマりやすい。

※3 一眼レフ/二眼レフ
20世紀半ばからレンズ交換式カメラの主流になった方式。レンズから入った光を鏡やプリズムを介して<レフレックス>、ファインダー<覗き窓>で、見られるようにしたカメラ。撮影とファインダーで同じレンズを使うため「一眼レフ」と呼ばれる。撮影用のレンズとは、別のレンズと鏡を使ったファインダーがあるのが「二眼レフ」。なお、鏡を使わず、イメージを電子的に映像に変換してファインダーやモニターで確認できるようにしたのが「ミラーレスカメラ」または「ミラーレス一眼」で、2008年に登場して以来、シェアを伸ばしている。

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「銀塩」とは?