
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るうなか、芸能界やエンタメ業界も大きな打撃を受けている。最大の悲劇となった志村けんさんの感染死を筆頭に、人気脚本家の宮藤官九郎、森三中の黒沢かずこも感染するなど、予断を許さない状況だ。
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TVウォッチャーの中村裕一氏は、現在の状況が日本のエンタメ業界に与える影響についてこう分析する。
「志村さんの死去によってムードが完全に一変しました。ドラマの放送延期だけでなく、新作映画の公開や演劇・ミュージカル、アーティストによるツアーのキャンセルは今後も加速すると思われ、その損害額は計り知れません。局や制作会社、芸能事務所はもちろん、芸能人・タレント本人にも大きな影響があります。例えば、海外にいるタレントや移住を計画していた芸能人たちも延期やプランの練り直しなどを余儀なくされているようです」
まず、中国への渡航を予定していたのはタレントの小島瑠璃子(26)だ。
小島は1月に放送されたラジオ番組「さまぁ~ず三村マサカズと小島瑠璃子のみむこじラジオ!」(ニッポン放送)で、年末年始に上海へ物件の内見に訪れていたことと、移住計画を初めて明かしていた。しかし、3月15日に放映されたバラエティ番組「ますおか&こじるりのベタな旅人トラベター」(北海道放送)に出演した際には、4月からの移住計画が新型コロナウイルスの影響を受けて先延ばしになってしまったことを寂し気に報告したのだった。
「趣味で中国語を学んでいる小島さんですが、昨年11月には中国のSNS『Weibo』にアカウントを開設し、中国語での情報発信も精力的に行っています。小島さんは4月から中国に渡って、日本と中国、半々くらいのペースでお仕事をと考えていたようです。移住の理由は『日本から出ないとダメだな』と思われたそうで、『日本だけだと尻すぼんでいく感じがした』とバラエティ番組でも話されていました」(テレビ情報誌の記者)
小島と同じように、4月から異国の地で新たな生活をスタートさせる予定だったのが、ブルゾンちえみ(29)だ。3月いっぱいで所属していた所属事務所を円満退社。4月からイタリアに留学予定だったことを自身のインスタグラムで明かしていた。