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今日(20日)、道南の松前町で昨年より2日早くソメイヨシノが開花し、いよいよ桜前線が北海道に上陸となりました。4月20日での開花は、観測史上3番目に早い観測で、今年の桜前線の道内上陸は記録的に早いものとなりました。なお、この観測は松前町による独自観測です。

3月の気温は史上最高

今年は桜前線のスタートとなった東京が平年より12日早い3月14日に開花するなど、関東から北陸、東北地方を中心に平年より1週間から2週間ほど早い開花となった所が多くなりました。4月17日には平年より7日早く青森でも桜が開花しました。その後、3日かけて桜前線は津軽海峡を渡り、今日4月20日、北海道に上陸しました。

松前での4月20日の桜開花は、2002年の4月17日、2015年の4月19日に次いで、観測史上3番目に早い観測です。

今年の道内は3月の気温が記録的に高くなりました。中でも松前では3月の月間平均気温が5.1度を記録し、3月としての史上1位の記録を更新するほどの気温の高さとなりました。

4月に入ってからは平年並みの気温の時期が多くなりましたが、3月の気温の高さが大きく影響し、例年と比べてもかなり早い桜の開花となりました。

桜前線 今週はペースダウン?

昨年は4月22日に松前で桜が開花した2日後の24日に札幌や函館でも桜が開花しました。

しかし、今年は今日から一週間ほどの間、北海道付近を次々と気圧の谷が通過し、ぐずついた天気となる日が多くなりそうです。また、北からの寒気が流れ込みやすいため、気温の上がり方が鈍くなるでしょう。

これまで順調に北上してきた桜前線のスピードは、少しペースを落とすことになりそうです。