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今日(24日)は、北海道上空に寒気が居座っている影響で、日本海側を中心に所々で雨や雪が降り、札幌でも午前9時にみぞれを観測しました。

札幌では昨日(23日)と一昨日(22日)にもみぞれを観測しており、4月下旬としては15年ぶりに3日連続で雪が降りました。

シーズン最後の雪 平年は4月19日

今日の札幌は、午後3時までの最高気温が9.4度にとどまり、昨日に続いて10度に届いていません。気温が平年に比べて低い状態が続く中で雲が広がり、午前9時頃にはみぞれが降りました。

札幌では一昨日は断続的に雨やみぞれが降り、昨日も夕方以降は時折みぞれが観測されています。

「みぞれ」は雨と雪が一緒に降っている状態のことで、初雪などの雪の観測においては、雪として扱われます。

そのため、札幌では3日連続で雪が観測されたことになりますが、4月下旬以降の札幌で3日連続で雪が観測されたのは、2005年の4月22日から24日にかけて降って以来、15年ぶりのことでした。

平年でシーズン最後に雪が降るのは4月19日となっており、4月下旬の雪自体が2016年以来4年ぶりのものでしたが、それが数日続くというのは、かなり珍しいことになります。

ちなみに、札幌で過去最も遅くに観測された雪は、1941年の5月25日。2000年以降で最も遅い雪は、2013年の5月2日という記録があります。

来週後半は気温上昇

明日(25日)は午後に天気が崩れますが、次第に上空の寒気が抜けるため、降るものは雨となりそうです。

来週の後半には南からの暖かい空気が入りやすくなるため、気温が高くなる見込みです。30日木曜日以降は、最高気温は15度を超える日が多くなるでしょう。

まだ雪が降っていた札幌ですが、来週後半には、いよいよ本格的な春の暖かさを感じられそうです。