田口さんのスケジュール
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日比谷さんのスケジュール
日比谷さんのスケジュール

 新型コロナの影響で一気に広がったリモートワーク。この1カ月でワークライフバランスを見直してみた人のタイムスケジュールを公開。

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 神奈川県に住む田口さん(31・仮名)は、IT関連企業の営業職。以前から週1日程度のリモートワークを実践していたが、新型コロナの影響でほぼ在宅勤務になった。妻と2人の子どもの4人暮らし。田口さんは「ワーク」の時間を4つに分け、「ライフ」とのバランスを考えてみた。

 始業は8時半。自宅のダイニングテーブルか納戸につくった作業スペースで仕事を始める。本日1回目の業務時間だ。ノートPCを見つめる着席姿勢で3時間超を過ごし、11時50分にお昼休みに入る。ランチは家族と。12時50分には2度めの業務に戻る。

■お昼休みを2回に分ける

 だが、わずか40分で仕事を切り上げ、すぐに2度目のお昼休みに入るという。理由は、子どもを連れてお散歩に行くため。緊急事態宣言を受けて、5歳と3歳の子どもは自宅保育になった。実は午前中の業務時間にも「のどが渇いた」「おやつを食べたい」と、容赦ないオーダーが入っていた。急遽、朝10時にイレギュラーな「おやつタイム」を設けたものの、十分な理解は得られない。仕事に集中するには、折々での子どもの満足が不可欠なのだ。

 14時から3度目の業務スタート。途中、田口家には欠かせない「おやつタイム」を挟みつつ、17時半まで業務を続ける。夕飯、お風呂を経て、21時から4度めの業務へ。夕方の段階で必要な業務時間は確保されているが、残務はその日じゅうに処理するのが田口さんのスタイルだ。1時間程度で区切りをつける。

 ここまで「ワーク」を軸に田口さんの1日を紹介したが、締めの1、2時間は自分のために過ごしている。22時からは軽くランニング。人通りが減ったタイミングで30分~1時間程度のランニングをこなし、1日の摂取カロリーの帳尻を合わせる。帰宅後はシャワーを浴び、お酒を飲んだり、オンラインで映画を見たり。24時に就寝し、盛りだくさんの1日を終える。現在は自宅保育というイレギュラーな要素があるが、今後もリモートワークには前向きだ。

「毎日だと業務も非効率になるが、週1、2回程度であれば、ワークライフバランスの観点から続けたいと思います」

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