会の後半では、緊急事態宣言中の対応によって得られた気づきについて議論が及んだ。「いままでは風邪でも出勤していたが、休めるようになった」「移動の時間がなくなり無駄が減った」「ペーパーレス化が進んだ」……内容はさまざまだが、明るい意見は尽きない。
「そもそもテレワークができる人がいる一方で、テレワークの難しい業種・職種も多いです。さらにテレワークにストレスを感じる人に産業医・保健師によるオンライン面談を受けられるようにするなど、企業ができる工夫や支援はたくさんあります」と福田医師。
テレワークの「光」と「陰」の両面を見つめ、どのように取り入れていくか。報道や指針をうのみにせず、健康リテラシーを高め、職場や家族で話し合い考えることが大切だ。
(文・白石圭)
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