同じ日に同じ場所にいた安倍総理と小沢一郎氏の“ニアミス”にカンニング竹山さんは、今の政治離れの根源を改めて考え、さらにはメディア分散化時代のテレビ番組のあり方に痛烈に苦言を呈す!
【アンケート結果】リモート出演で信用できるコメンテーター1位は誰?
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先日、僕が出演しているAbemaTVの「カンニング竹山の土曜TheNIGHT」という番組に、小沢一郎さんが来ました。その日の午前中に小沢さんの収録があって、スケジュール上、そうなったと思うんですけど、夜には橋下徹さんのAbemaTVの番組に、安倍総理が来たんですよ。偶然ですけど、安倍さんと小沢さんがある一日に同じ建物来たということになった。
政治的考えは別にして、なんか、いいことだなと思ったんですよね。どうしてかって言うと総理とか、小沢さんみたいな政治家の大物の人って、NHKの堅い番組だとか、民放だったら報道番組だとかそういうのには出演するけど、そんな堅い番組はなかなか若い子は見ない。政治に興味ない人も見ない。そうすると、今回の安倍さんや小沢さんのことは、ある一定の人しか見なくなる。それがイコール政治離れになると思うんです。
総理や大物政治家が今回のような番組に出るということは若い人や政治に興味がない人も見る機会が増えるかもしれないですよね。政治離れとかって言われているけれど、政治家の人たちももっと積極的にそういう番組に出るっほうがいい。もちろん、政治評論家の人と話すような堅い番組に出ることも大事ですけど、それだけだと、正直、そんな堅い番組見ていても、話に追いつけない人ってたくさんいますよね?わからない人をわからないまま放っておくということでいいのか?
そういう人たちにも政治の話をわかるように、例えば“人間そのもの”を見せていくとか、小沢さんを「このおじちゃん、こんな人なんだ」って興味を持ってもらったらいいと思う。今回、小沢さんは僕と番組で話して、安倍さんはサバンナの高橋くんと話していましたけど、僕や高橋くんが話すことで、小沢さんや安倍さんとの距離感が縮まると思うんですよね。
それを批判する人も結構いるんですけど、それ、批判していたら今までと何も変わらないと思うんですよ。アンタら政治の話がわかっているからいいけど、意外とわかっていない人、いっぱいいるよ。