DJ LOVE:僕にとってこれまでの10年は、メンバーに必死でしがみついてきた10年でした。この先も楽しくしがみついていけたらと思います。
Fukase:「楽しくしがみつく」って、バナナボートにしがみついてるLOVEの姿しか思い浮かばないよ(笑)。僕は、なんでもいいけど難しいことに挑戦したいんですよね。ライブハウスを作って成功したバンドマンなんていなかった時に、僕らはclub EARTHを始めました。前例のないことをプレゼンして説得するところから始めないといけないのが大変だった。でもそれってクリエイティブな作業だったなと。新しいことだからみんな不安になる。けど、誰かが作った道じゃないところを歩いて行くのが楽しかった。だからこれからも前例のないところにアプローチしていく姿勢は忘れたくないですね。
(構成/ライター・飯田一史)
※AERA 2020年6月29日号

