King & Princeのセカンドアルバム「L&(ランド)」が9月2日にリリースされる。その制作の裏側や外出自粛期間の過ごし方について、メンバーの永瀬廉さんがインタビューで語った。AERA 2020年8月24日号の記事を紹介する。
【写真】King & Princeが表紙を飾ったAERAはこちら
* * *
アルバムとかを作るときは、(メンバーの)神宮寺(勇太)とか(平野)紫耀とか(高橋)海人が積極的に意見を出してくれるのですが、今回のアルバムにはメンバーそれぞれがプロデュースした曲を入れることになりまして。思ったより苦労しましたね。悩みました。
他のメンバーとあまりかぶらないかっこいい系の曲を作りたいと思ってコンセプトを決めたんですが、そうしたら音源とか歌詞とかがどんどん届くんです。どれもかっこよくて……。僕が決断して選択しなくちゃいけない。思った以上に難しかったです。でも、悩んだ分、満足いくものができました。プロデュース曲は個性の違いがすごく出てると思うから、楽しんで聴いてほしいです。
外出自粛期間ですか? 僕は友だちと遊ぶのがストレス解消法であり、リラックス方法なんですよ。なので、なかなか人と会えない期間はしんどかったですね。でも、その代わりに発見したことがありまして。今までは家で過ごす時間もそんなになかったですし、仕事場にいる時間のほうが長かったので、ベランダに出ることなんて考えたこともなかったんです。でも家にいすぎて、外に出たい、外の空気を吸いたいと思ったとき、ベランダの存在の大きさに気づいたんです。いざ出てみたら、湿度も低いし、ちょうど快適な時期で、めっちゃ気持ちよかった。そこからベランダに椅子を出して、イヤホンで音楽を聴きながら過ごす、新しいリラックス方法を発見しました。これはいい発見でした。日常の小さな喜びを今後も大事にしていきたいです。
(ライター・大道絵里子)
※AERA 2020年8月24日号より抜粋