岩合光昭 (c)Iwago Photographic Office
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撮影/岩合光昭 (c)Iwago Photographic Office
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 動物写真家・岩合光昭さんが見つけた“いい(こ)”を紹介する「今週の猫」。今回は、ブラジル・パンタナールの「野生動物には気をつけてるニャ」です。

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 南米にある世界最大級の湿原パンタナール。南部に行くには小型飛行機しか移動手段がなく、家族経営の牧場兼ロッジが宿泊客を送迎する。人はほとんどおらず、手付かずの自然が残る。

 牧場に4匹の猫がいた。人懐っこく僕のカメラに興味津々な様子。茶トラの一匹が牧場を案内してくれる。写真を撮っていると牛が見に来た。

 牧場の外には、オセロットやジャガーなどの野生動物が生息している。夕暮れ、ご主人が猫たちを玄関先で呼ぶ。4匹が戻ってくると、鍵を閉めた。

デジタル岩合
http://www.digitaliwago.com/

週刊朝日  2020年9月25日号

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岩合光昭

岩合光昭

岩合光昭(いわごう・みつあき)/1950年生まれ。動物写真家。1980年雑誌「アサヒグラフ」での連載「海からの手紙」で第5回木村伊兵衛写真賞を受賞。1982~84年アフリカ・タンザニアのセレンゲティ国立公園に滞在。このとき撮影した写真集『おきて』が全世界でベストセラーに。1986年ライオンの親子の写真が、米「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙に。94年、スノーモンキーの写真で、日本人として唯一、2度目の表紙を飾る。2012年NHK BSプレミアムで「岩合光昭の世界ネコ歩き」のオンエア開始。著書に『日本のねこみち』『世界のねこみち』『岩合光昭写真集 猫にまた旅』『ふるさとのねこ』『ネコを撮る』『ネコへの恋文』など多数。初監督作品となる映画「ねことじいちゃん」のBlu-rayとDVDが発売中。

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