しかもB氏が経営していたC製鋼は破産前、福岡県と北九州市から風力発電事業などで計8億円もの補助金を受け取っていたことも、福岡県議会で問題視された。
元東京地検特捜部検事の郷原信郎弁護士が話す。
「破産が認められると、負債が免除されます。大半の場合、債権者は売掛金回収ができなくなる。そういう状況で多額の政治献金は問題がある」
麻生氏の事務所に、B氏関連の政治献金について質問すると、「ご指摘の政党支部、および政治資金管理団体に関する政治資金につきましては、法令に則り処理し、または報告致しております」との回答だった。
(今西憲之)
※週刊朝日2020年10月16日号