漫画やアニメ好きとして知られるフリーアナウンサーの宇垣美里さん。その知見を生かし、複数の媒体で連載を抱えるなど、書く仕事でも存在感を増しています。作家・林真理子さんとの対談で、書くことや読書について語りました。
【TBS時代の宇垣美里のイメージは“商品” 本人が明かす「本当の自分」】より続く
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林:これからは書く仕事をもっともっと増やしたいという感じ?
宇垣:書く仕事はずっとやっていきたいなと思います。しゃべる言葉って、ときどき思ってもない言葉が出てきちゃったり、キツく聞こえたりするんですけど、書くのは自分ですごく推敲するので、思ったことをそのまま出せるというのが好きなんです。あと、自分が考えたこととか感じたことを言葉にするのが一種のセラピーになっているというか、「なるほど、こう思ってたんだ」って自分で自分に納得することもできる。だから書くことは大好きです。
林:「文學界」にも書いたんでしょう?
宇垣:はい、一度寄稿させていただきました。
林:連載はどこでやってらっしゃるんですか。「週刊文春」でもやってますよね。
宇垣:「週刊文春」では漫画を紹介する連載をやっていて、「週刊SPA!」では映画を紹介する連載をやってます。あとネットの「ダ・ヴィンチニュース」でもエッセーを書いていたり、5本の連載をやらせていただいています。あとは、書評とか解説とかもいろいろ書かせていただいてます。書く仕事はできるだけ断らないって決めてます。
林:じゃ、漫画もすごくいっぱい読まなきゃいけないんですね。
宇垣:好きなので、「これが仕事になるならありがたい」みたいな感じで。
林:漫画も本も映画も“ややオタ”ですか。
宇垣:いや、がっつりオタクだと思います(笑)。
林:それは昔からですか。
宇垣:昔からです。家にいっぱい本があって、何を読もうかなと考えるヒマもないほど、たくさん読むものがあるという環境で育ってきたからか、ずっと本を読んでました。