「当面は球団も許可しないだろうが、各方面企業から既にCM出演の話が来ている。スポンサーが手を挙げるということは、同時にタニマチ希望もいる。阪神では若いうちから周囲にチヤホヤされ、本業の野球が疎かになった例も多い。心配な部分です……」(大手広告代理店関係者)

 阪神は「勝てないが人気だけは日本一」の時代が続いている。チームは03年に18年ぶりのリーグ優勝を果たし、2005年にもぶっちぎりでリーグを制覇。ここから本格的に強豪となるかと思いきや、この年を最後に優勝から遠ざかっている。この悪い流れを断ち切り、“真の常勝軍”となるには若い世代の台頭は確実に必要となってくる。

 球団はまだまだ若い井上、西の2人が野球に没頭できる環境を作らないといけないのは間違いないだろう。チームの投打の未来が順調に成長して、甲子園で躍動する姿を1日でも早く見たいものだ。