「1リットル、2リットルサイズの油やしょうゆ、みりんがある『業務スーパー』に行くといいわよ。サイズが大きいから何度も買い物に行かなくて済むし、値段も安いから家計も助かっている」

 これがきっかけで足を運ぶようになった。
 
 生鮮食品はやはり腐敗までのカウントダウンとの戦いになるが、冷凍食品は消費期限も長く、常備しておくと便利だ。今回は、筆者が幾度となく買った冷凍食品の中でも、最も使い勝手がよく、かつ本当においしかった3つの商品を紹介する。

(1)  「むきあさり」 どんな料理もうま味が増す

 普通のスーパーマーケットでむきあさりだけが入った冷凍食品をみかけることはほとんどなく、大体が水煮缶の状態で売られている。値段は130グラム・340円くらい。一方、「業務スーパー」の冷凍「むきあさり」は500グラム・398円(税別、参考価格)。もちろん、旬な時期には生のあさりを使うが、それ以外のときには非常にありがたい存在だ。何しろ砂ぬきの手間もいらず、すぐに使え、どんな料理にも絶妙にだしを効かせてくれるからだ。

 例えば、こんな使い方。炊飯器に残ったごはんがある。これを軽く水で洗ってぬめりを取り、鍋に入れる。水と「むきあさり」、小松菜などの青菜、水を入れて火にかけて作る“あさりと青菜のおかゆ”など、胃がほっとする味で冬の朝ごはんにぴったりだ。あさりからたっぷりとだしが出るので、味つけは塩だけで十分。余計な調味は必要ない。

 ほかにも、油揚げと白だしと一緒に炊飯器に入れて米を炊く「あさりの炊き込みごはん」もよく作る。もちろんクラムチャウダーに使ってもおいしい。市販のパスタソースに混ぜ入れてもうま味が増す。

(2)   「揚げなす乱切り」 カレーに使えば絶妙なコク

 乱切りにしたナスを揚げた商品。500グラム・165円(同)。小麦粉などをはたいておらず、シンプルにナスを素揚げしただけ。とはいえ自分でなすを切って、揚げて、となると意外と面倒なものだ。それがすべて済んだ状態で売られているので非常にありがたい。この商品はぜひ煮物や煮込み料理に使ってほしい。絶妙なコクを与えてくれ、味に深みが出るからだ。カレーやチキンのトマト煮込みなどに合う。

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