「2020ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞には「3密」が選ばれた(C)朝日新聞社
「2020ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞には「3密」が選ばれた(C)朝日新聞社
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 2020年も芸能界ではさまざまな騒動、事件が世間の注目を集めた。

【写真】NOシャブNOライフ!という「迷言」を生み出したのはこの人

 今月、年間大賞として「3密」の受賞が発表された「2020ユーキャン新語・流行語大賞」でも、芸能関連の流行語として「愛の不時着/第4次韓流ブーム」、「時を戻そう」(ぺこぱ)、「NiziU(ニジュー)」、「まぁねぇ~」(ぼる塾)、「フワちゃん」、「香水」がノミネート30語に選出された。

 だが、他にも芸能界で流行した言葉はたくさんある。芸能事務所のマネジャーはこう語る。

「業界内での今年一番の流行語といえば、何といっても『多目的○○』でしょう。言うまでもなく、不倫騒動で活動自粛に追い込まれたアンジャッシュの渡部建さんの『多目的トイレ不倫』から派生した言葉です。12月に行われた会見も話題となりましたが、インパクト、話題性、影響力のどれをとっても、今年の芸能界を語るうえで渡部さんは外せないですね」

 渡部関連では他にも「グルメ王」、「人力舎の王子様」、「1万円不倫」、「ガキの使いじゃない」などのキャッチーなフレーズも生まれた。
 いまだ継続中の渡部騒動と比べるとすっかり沈静化した感もあるが、同じ不倫騒動で2020年の上半期を騒がせたのが俳優の東出昌大だ。

 1月に女優の唐田えりかとの約3年間にわたる不倫交際を週刊誌で報じられると、大批判が巻き起こった。8月には妻で女優の杏との離婚が発表されたが、民放テレビ局の情報番組スタッフはこう振り返る。

「東出さんの不倫騒動に関しては、東出さんや杏さん、唐田さんといった当事者が発したコメントよりも、東出さんが3月に行った謝罪会見での女性リポーターによる『妻と不倫相手どちらが好き?』のインパクトが強烈でしたね。当の東出さんも思わず絶句していましたが、不倫男にとっては二者択一を迫られる、まさに究極の質問。この騒動をきっかけに愛人から『私と奥さん、どちらが好き?』と詰め寄られて肝を冷やした人も少なくなかったのではないでしょうか」

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