ならば鼻毛を処理しよう、といっても注意が必要だ。鼻毛はウイルスやほこりの侵入を防ぐフィルターの役割がある。また、鼻の穴の中の温度や湿度を一定に保ち、粘膜を守るものでもある。
耳鼻咽喉(いんこう)科医で金沢駅前ぐっすりクリニックの鈴木香奈院長は「自分でやる場合は切るのがおすすめ」という。
「鼻毛が出やすい鼻の手前のほうを短く処理し、奥の毛は残すようにする。脱毛するにしても同じようにしたほうがいいです。自分でやると奥の毛も脱いてしまう恐れがあるので、専門店などでやってもらうといいでしょう」
ちなみに、前出の鼻毛警察の男性は、自分の鼻毛にも厳しい。眉毛やひげを整えるのと同じ感覚で、毎朝鼻毛を確認しているという。その上で、堀江さんだからこそ、と期待を寄せた。
「鼻毛を伸ばして金色にしたり、オシャレに遊んだりしてほしい。鼻毛にイノベーションを起こしてほしいです」
考え方は人それぞれだが、マスク生活が長引く中で出てきた新たな「課題」ともいえそうだ。
(本誌・吉崎洋夫)
※週刊朝日オンライン限定記事

