そんな彼らに対して、サプライズ企画もあった。NHK紅白歌合戦に出演中、ファンから嵐へ感謝のメッセージが届き、それが「感謝カンゲキ雨嵐」の歌唱中に天井のスクリーンに次々と浮かび上がり流れていった。膨大な感謝の言葉を見上げる5人の目がやがて潤み、最後の挨拶へ続いた。
「僕たちはきっと明日以降も結構会うと思います。でも、それは嵐に似た何かなんじゃないかなと。僕たちは誰かに笑顔を届けることができた時に、初めて胸を張って『嵐』と言える気がするからです。いつかまた『僕たちが嵐です』と胸を張って言えるその時まで」(櫻井)
■またね! ありがとう!
「人はすぐ変わります。でも、何も変わらずに続けてきた4人がいたから、僕は今日までやってこれたと思ってます。本当にありがとう。僕は明日から、自分の時間を大切に生きてみようと思います。まだ何も決まってないですが。またいつか人のためになれるように。またね! ありがとう!」(大野智<40>)
「みんなの声が届いて、みんなの踊りが見れて、本当に幸せなグループだなってつくづく思いました。休止前の最後の1日がこんなにも充実したのは皆さんのおかげです。4人との21年は僕の宝物です。心から嵐でよかった。あなたたちが嵐のファンでよかった」(相葉雅紀<38>)
「欲を言わせてもらうと、まだまだツッコミたかったし、もっともっとイジりたかった。僕が21年間の中で発してきた言葉は、すべて4人に向けた言葉だったから。横には頼もしい4人がいて、目の前に応援してくれるファンの皆さんがいて、幸せ者です。本当にありがとうございました。また」(二宮)
「僕にとっても、嵐は夢でした。信じられないほどの素晴らしい夢の数々を一緒に見れて、幸せだなと思います。この21年間で培った最高の思い出、最高の経験を元に、これからも歩いていこうと思うし、時には5人で飲んで思い出話をしたい。寂しかったら嵐を聴いてください。俺も聴きます。いつかこの夢の続きをできたらいいな……それまでお元気で」(松本)