マリリン・マンソン、複数の女性による虐待の告発を受けて所属レーベルが声明
マリリン・マンソン、複数の女性による虐待の告発を受けて所属レーベルが声明

 長年にわたり、マリリン・マンソン(本名ブライアン・ワーナー)から虐待を受けていたと公表した女優のエヴァン・レイチェル・ウッドの告発が波紋を呼んでいる。

 マンソンの所属レーベル、Loma Vista Recordingsは、現地時間の2021年2月1日付でバンドのプロモーションを停止した。「本日明らかになった、マリリン・マンソンが虐待者であるという、エヴァン・レイチェル・ウッドや他の女性たちによる憂慮すべき主張を考慮し、Loma Vistaは本日より彼の最新アルバムのプロモーションを停止します。この気掛かりな出来事を受け、将来のプロジェクトでもマリリン・マンソンとは仕事をしないことも決定致しました」と声明に記載されている。

 ウッドが現地時間の2月1日にSNSでマンソンについて公表した当日にLoma Vistaのウェブサイトから同バンドのページが削除された。Loma VistaはConcord Music Group傘下のレコード・レーベルで、マンソンは2015年の『The Pale Emperor』から所属している。創設者であるトム・ワーリー(Tom Whalley)は、Interscope Recordsを経営していた頃からマンソンと仕事をしてきた。マンソンの最新アルバム『We Are Chaos』は2020年9月11日にリリースされ、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”では8位、同ロック・アルバム・チャート“Top Rock Albums”では首位で発進した。

 ウッドは、まだ18歳だった頃に当時38歳だったマンソンにアプローチされて交際に発展したものの、彼に“(自分の好みに合うように)教育され”、“服従するよう、洗脳されて操られていた”と告発している。「もう報復や名誉毀損、脅迫に怯えるのは終わり。彼がこれ以上(女性たちの)人生を台無しにする前に、この危険な男(の悪事)をさらし、彼を自由にさせてきた数々の業界を非難するために私はここにいる。黙ることをやめた多くの被害者たちを私は支持する」と彼女は綴っている。