

今年創刊99年を迎えた「週刊朝日」。幾度となく誌面に登場してくれた黒柳徹子さんに、これまでの人生とこれからの人生を語ってもらいました。
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99周年おめでとうございます。「週刊朝日」は、割と目につく感じがして昔から読んでます。林真理子さんの連載にも3回出させていただきました。林さんの本職がインタビュアーではいらっしゃらないからこそ、むしろ直球のような質問が来て、おもしろかったです。
長く仕事を続けてきたことで言えば、私もそう。関わった番組もありがたいことに長く続くものが多かった。「徹子の部屋」(テレビ朝日系)は今年で45年、「世界ふしぎ発見!」(TBS系)は35年、「ザ・ベストテン」は12年続きました。
「徹子の部屋」をやってわかったことの一つが、ゲストの99%が、最初から現在の仕事をやろうと思ってなったわけじゃないということ。私もテレビの仕事をやるつもりじゃなくて、「自分の子どもに上手に絵本を読んであげるお母さんになろう」と思ってたんです。偶然、朝日新聞に載っていたNHKの募集記事を見たとき、「NHKなら絵本の読み方を教えてくれるかもしれない」と思って門をたたいたのが全ての始まり。
当時はテレビが未知の世界の新しい仕事だったけれど、NHKに技術指導に来ていたアメリカのNBCのプロデューサーが「テレビによって、永遠の平和を得ることができるかもしれない」とおっしゃったのが印象的で。「テレビをやって、みんなが平和になれるならいいな」と思ったのが出発点でした。
テレビ女優としてデビューしてから68年。本当にいろんなことがあったけれど、思い起こすのは向田邦子さんや渥美清さん、永六輔さん……うんと仲が良かった人たちが次々と亡くなったこと。私、女優の山岡久乃さんと池内淳子さんと3人で、同じ老人ホームに入ろうって決めてたの。なのに2人とも亡くなっちゃって。そういうのって、一時的な悲しさじゃなくて、「ああ、一緒に老人ホームに入ることはできなかったんだなあ」って、少しずつ思い出されるものですね。昔のことを同じ感覚で知ってる人がだんだんいなくなるというのは、とっても寂しいものです。