正直、カエデは歌もダンスも、他のメンバーに比べて、劣るところがあった。当初は、SNSとかでも「ダンスや歌が下手だ」っていうコメントが書かれたりもしていた。
でも、それでも、ひたむきに頑張って、最近では「カエデのダンスがうまくなっている」って声も出始めてきたし、ある楽曲では、初めて長いソロパートももらえるまでになった。
「カエデ、頑張ったね、負けなかったね」って、ボクはほんとうに嬉しかった。この「成長過程」が、アイドルの最大の魅力なんだよね。
もうボクにとって「豆柴の大群」は「娘」みたいなもの。
何故かわからないけど、久しぶりに会ったりすると、何か少し気まずい雰囲気になるんだ。なんか照れくさいというか、お互い何か恐縮している感じ(笑)。この感覚って、なんなんだろ(笑)。
改めて考えると、たぶん、これって、思春期の娘と父親の関係に似てるんじゃないかなって、勝手に思ったりしている。「まめジャー」の中で、「DADDY」っていう楽曲をミユキ(ミユキエンジェル)が作詞してくれていたのもあって、余計にそう思ってしまうのかも(笑)。
メンバーには、「豆柴の大群」をナンバーワンのアイドルにするって約束した。
だから、「豆柴の大群」が、紅白に出られるような国民的アイドルになるまで、ボクは頑張りたいなって思う。
そして、いつかは、犬の「豆柴」みたいに、老若男女みんなに愛されるような存在になってほしいな。
ちなみに、最近では、インターネットで「豆柴」って打つと、予測で「豆柴の大群」って出てくるから、気になって調べちゃう愛犬家の人もいるみたい(笑)。
どうせなら、愛犬家の人は、全員「豆柴の大群」を好きになってもらいたいね(笑)。
今後の「豆柴の大群」の活躍に期待しててほしいしん。
(構成/AERA dot.編集部・岡本直也)