

映画「新聞記者」で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。今後、主演映画「椿の庭」の公開やミュージカル「消えちゃう病とタイムバンカー」の公演が控えるなど、日本での活躍が止まらないシム・ウンギョンさん。作家・林真理子さんがシムさんのプライベートでの姿や努力家である一面を引き出しました。
>>【前編/シム・ウンギョンが“どハマり”「蒼井優さんは憧れの女優さん」】より続く
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林:プライベートなことを少しお聞きしてもいいかしら。お休みの日は何をしてるんですか。
シム:一人で台本を読んでます。あとはお散歩、ドライブですね。
林:ネットフリックスで映画を見たりします?
シム:もちろんです。最近もいくつか見ました。
林:「愛の不時着」とか? もう古いか(笑)。あの女優さん、昔ここに出ていただいたことがあるんですよ。「私の頭の中の消しゴム」で主演したすごくきれいな方。
シム:ソン・イェジンさんですね。きれいな方ですよね。演技もすごくお上手で、韓国では大女優さんです。
林:それと相手の男性も……。
シム:ヒョンビンさんですね。かっこいい役者さんです。
林:すごくかっこいいですね。韓国に行くとああいう背が高くてかっこいい男の人がウロウロしてると思ったら、それは誤解ですよね。
シム:人それぞれなので(笑)。
林:アハハハ、うまい言い方。うちの娘、いま22歳なんですけど、K-POPに夢中で。いつもBTSのチケットに応募しては抽選がはずれるみたいで、「私は一生BTSを見れない運命なんだ」と言って、ふてくされてますよ(笑)。
シム:いまBTSはK-POPのカテゴリーを超えて、世界のアーティストですよね。すごいなと思って見てます。でも、素晴らしいアーティストは日本にもたくさんいるし、特に日本はバンド音楽がすごいなと思いますね。私は音楽の中では特に、ジャズが大好きなんです。高校生のときにニューヨークに留学してたんですが、そのときもよくジャズを聴きに行きました。「ブルーノート東京」(東京・南青山)に行ってジャズを聴くこともあります。