一日のスタートを切るうえで重要な朝食。女子アナウンサーも、その大切さは実感しているようだ。
「これまでの人生で一度も朝ご飯を抜いたことがない」
と話すほど、朝食を大切にしているのが、日本テレビアナウンサーの水卜(みうら)麻美(あさみ)さん(26)だ。
水卜さんの朝食には、同居する母の愛情がこもっている。母手作りのどっしりと重い丸パン2個にはバターがたっぷり。ヨーグルトとフルーツは欠かせない。大好きなグレープフルーツのときは1個分、母がうす皮までむいて用意してくれる。そして、目覚まし代わりの熱いコーヒー。
「この年でまだ母に甘えているのはちょっと恥ずかしいのですが、夜も外食が多いですし、家にいる時間が短くなってしまった私には、朝食は慌ただしい一日をリセットし、母とゆっくり話せる大切な時間なんです」
受験や就職試験の日でもメニューを変えなかった。緊張する大切な日だからこそ、いつも通りの母の朝食を食べることで心を落ち着けてきた。
「でも、ふだんとまるっきり同じでもないんです。受験日には甘いものがよいだろうとチョコレート菓子を朝食に添えてくれました。私を応援してくれる母にはいつも励まされています」
昼の番組を担当していると、昼食が遅くなったり、食べ損ねたりすることもある。水卜さんにとって朝食は、何が起きても対応できる体づくりに欠かせないエネルギーの源なのだ。
※AERA 2013年5月20日号