もちろん彼みたいに、僕自身もいろいろ気をつけながら、ただ、まあ本来の試合とは、ちょっと違うような形で、今回、試合をやっているので、まあとにかく自分の演技ももちろんなんですけど、注意するところはしっかり注意しながら、まあ最終的にいい演技ができればいいなっていう感じでは思ってます。
――そこまで意識はないですか。
そうですね。まあ、結果出てから考えればいいかなっていう感じと、あとは何か、そんなに今回、何か結果結果っていう感じがあまりなくて。とにかく無事に、何の不安もなく、日本にしっかり帰って、しっかり健康な状態でこの試合を終えられたらいいなっていうふうに思ってます。
――今回は世界中に見てもらえます。
うーん。まあとにかく、今、自分ができることが、やっぱり、今回滑るショートだったり、進めればフリーだったり、あったらエキシビだったりすると思うので(笑)。とりあえず、まあ三つのプログラム、しっかり滑りたいなって思いますし。その三つのプログラムから、何か、まあ僕なりのこの世の中に対して、メッセージのあるものにもできたらなとは思いますけど、まあそれよりも、まずは自分がしっかりと納得できる演技をすることが大前提だと思うので、しっかり今の自分の体と会話しながら、整えながら、最終的には、あの、最終的に、そこまでたどり着いてこそ、みなさんに何か伝わる演技だと思うので、そこまでしっかり、今やるべきことたちをやっていきたいなっていう思いでいます。
――震災10年での世界選手権です。
いろいろ思うところはありますし、僕に何ができるんだろうっていう考えももちろんあるんですけど、でも、そうですね、震災のときに出したコメントが全てかなって、僕の中では思っていて。
やっぱり、うーん、まあ僕自身もいろいろ、アクセル挑戦したりとか、苦しいときもいろいろありましたし、大変だった時期とかもいろいろあったんですけど、それは、僕はスケートのことで、いろいろ大変だったなとか思うことはあるんですけど、復興に関しては、やっぱり、何だろう、うーん。その人の命とか人生がそこにあるので、やっぱり無理やりでもやらなきゃいけないことだったりとか、戦わなきゃいけないことだったりとか、いろいろあるんだろうなっていうことを考えてはいて。