水際対策ってことも散々言っていて、その水際対策ができていいないと言われる日本で、できないヤツが何、外国人選手たちを受け入れようとしてんだよ! って話。そういうことで、総合的に考えると、東京五輪は中止か、延期なんですよ。これまでに東京五輪に投資したお金もあるけど、もう、無理じゃない? 開催まであと、3カ月切ってるのよ? あんな大規模なライブ、開催できないよ。
「どうするつもりなんだろう?」というのが実はオリンピック組織委員会の本音なんだと思う。だから、報道番組で丸川珠代五輪担当相が回答をはぐらかしたことに膳場貴子アナウンサーが「本当に大臣ですか?」と呆れた態度を見せたと報じられたけど、丸川さんも「どうすればいいんだ」が、実は本音なのでは? 「もう東京五輪は無理だよ」ってみんなが思っているところに、そういう議論が言い争いとかケンカになるんだったら、腹を割って話そうよ。本当に腹に持っているものを吐き出そう。誰しも、それこそ菅総理だって「どうすりゃいいんだよ!」って思っている案件だと思いますよ。
じゃあ、もし、東京五輪が予定通り7月23日から開催できたとしましょう。「簡素化したけど東京五輪ができました!」って、そんな国は、コロナを封じ込めるテクノロジーや指導力を持っている国だから緊急事態宣言なんて採り入れないですよ。なぜなら、五輪を開催できるだけの力を持っている国は、コロナ感染者の抑え込みも、ワクチン接種の進み具合も全てこなせているということですからね。東京は、それ、できてないわけだから!
ネットの書き込みで「東京都知事が緊急事態宣言解除後に東京五輪中止を国に要請する。都知事の英断で五輪が中止になり、その責任を取って都知事辞任、国政へ返り咲き」という想像のシナリオがありました。よくできた台本だなとは思ったけど、そういうことまで書き込まれてしまう段階になってしまったんですよ。
東京都は20時に消灯をお願いしているけど、去年の今頃は東京アラートとか言ってレインボーブリッジを赤くしたりしていたじゃない。ネオン付けてと言っていた人が今年は電気消せって(笑)。とある都民ファーストの会の都議の方が、「20時消灯は都が決めたことではないんです」と書き込みをしていました。厚生労働省の「基本的対処方針分科会」の資料が貼り付けてあったんですが、そこには確かに消灯のことも書いてあった。
詳しい人に聞いてみたら「消灯しろ」と言われても、それを守るか守らないかは自治体と国と話し合うんですって。それを国が消灯って言ってるんだから「消灯は仕方ない」って発信している姿勢がまず信頼をなくしますよね。こんな風に緊急事態宣言ひとつ取ったってバラバラなことやっているのに、こんな国が東京五輪やろうったって無理だろう。てんでバラバラの集団だぜ?
■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在は全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。オンラインサロン「竹山報道局」は、4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録。カンニング竹山とCalmeraによるユニット・タケヤマカルメラが「ヘイ・ユウ・ブルース」のカバーを披露。「ヘイ・ユウ・ブルース ~許せ、友よ~」はこちらから→https://calmera.lnk.to/hyb