それだけに吉田さんは、2年前は即位を前にして「皇后という重責を担うことになって雅子さまは体調を崩されないか」と心配になったが、皇后になりたてのころは、追っかけ主婦らも驚くほど元気な様子だったという。吉田さんはこの2年の雅子さまの変化を感じていた。

「雅子さまは新皇后になられたことで、自信がついたように見えます。以前と比べて落ち着かれましたね。いろんな儀式にも出席し、天皇陛下とご夫妻で地方公務へも出かけていましたから」

 マスクをしていても目がニコっとする。昨年から続く新型コロナウイルスの感染拡大は、追っかけ主婦らの活動にも影響した。昨年4月7日から5月25日まで、政府から新型コロナウイルスに関わる初の緊急事態宣言が発出された。東京では今年に入って1月からの2度目の緊急事態宣言が出て、3月からまん延防止等重点措置の期間に入ったと思ったら、4月25日から5月11まで緊急事態宣言発令中だ。

「撮影ポイントで、以前だったら前列に4人並んで密になって、雅子さまを待ってましたが、今は前列は2人だけとかになっています。後ろになると、撮りにくいんですけど、仕方ありません。追っかけは減ってますね」(白滝さん)

 撮影できる写真もマスク姿ばかりになった。

「雅子さまのマスクはいつも白いマスク。小池百合子都知事はレースのマスクだったり、グレー、ピンク、ブルーそれに柄物などいろんなマスクをしていますね。雅子さまもたまには派手やかなマスクをなさったらと思うんですが、皇族の方々はいろんなタイプは使わないですね。いつも白いマスクです」(白滝さん)

 毎年家族水入らずで夏の静養に出かけている下田や那須へも、昨年は行かなかった。追っかけ主婦が撮れる写真も限られている。

「コロナ禍で雅子さまのお出かけは皇居内での行事ばかり。シャッターチャンスはほとんど、赤坂御所から車で出るときと入るとき。車中でマスクをしている雅子さま。歩き姿をぜんぜん撮れなくなっています」(吉田さん)

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雅子さまの追っかけを辞めない理由