また、俳優の福士蒼汰(27)も日記をルーティンにしている。福士は夜ではなく朝に日記を書く。その時、思ったことをノートに書いていく方式で「モーニングノート」と呼んでいるとインタビューで語っていた。

「福士さんいわく、寝る前に日記を書くとその日の反省を書きがちだったそうで。でも朝に変えると、前向きな気持ちになって1日をスタートできるそうです。寝起きのボーッとしているときに頭に浮かんだことを書いていくと、頭がスッキリする効果も感じると語っていました。撮影などで朝が早い日は無理して書こうとせず、書ける日に書くというスタイルだそうです」(同)

■15年前の日記を出版した野田クリスタル

 ほかにも、女優の桜庭ななみ(27)は「10年日記」を20才から毎日欠かさず7年つけているという。「『お休みだった』だけの日もあるけれど(笑い)、同じ日の日記が同じページに重なるので、過去の自分を振り返れて面白いんです」と明かしている(「週刊ポスト」2020年8月14・21日号)。今は70点だそうだが、「日記帳が終わる頃には100点満点になっていたいです」と目標もあわせて語っていた。

 日記は他人に見せない場合が多いが、有名人の場合、日記を出版するケースも少なくない。昨年は木村カエラの「NIKKI」(宝島社)が発売され話題に。今年にはいって注目されたのは、お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタル(34)の「野田の日記 それでも僕が書き続ける理由」(ワニブックス)。ピン芸人時代の2006年からエンタメサイト「魔法のiらんど」でつづっていた日記をまとめたもので、シュールで笑えると読者からの評判も上々だ。ほかにもクリープハイプの尾崎世界観の日記エッセー「苦汁200% ストロング」(文芸春秋)も5月に文庫化されるなど、有名人の日記が書籍化するケースが相次いでいる。

 TVウオッチャーの中村裕一氏は、芸能人が日記を書くことの効果についてこのように分析する。

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