都庁で働いている人も一般の人なわけじゃないですか。緊急事態宣言延長して、東京五輪「やる」「やらない」をハッキリさせないなんていう状況を世の中の人たちは怒りを通り越して半笑いで見つめている時に、都庁の職員たちも、この状況をおかしいと思いながら働いていると思う。小池さんは“裸の王様です”って言えないで働いているのではないか? 余程、無茶苦茶なことをしているんだろうなって想像できますよね。東京五輪に対して、都庁の職員の皆さんはアスリートと同じくらいツラい立場にいるのではないかと思う。

どっちみち東京五輪はやるんだろうから、やるならやるで、どのように開催していったらいいかという議論にしていかないと。開催まで2カ月を切って、6月に入ってしまったんだから「やる」に向けて考える時期でしょ。例えば、観戦チケットがなくても「行ったら、入れるんじゃない?」とか考えて、会場近くに集まってしまう人もいるかもしれない。そういう人をどうするの?

 ひとつ懸念しているのが、選手たちが海外からたくさん来て、日本はガチガチに管理する予定ですよね。その時に、外国の人たちから“事前に聞いてない”って言われることも考えられる。日本に来て、外出の制限や自由がなくて、選手村に閉じ込められていると“なんだよココは刑務所かよ!?”って、言われかねない。なんでこんなに自由がないんだって怒り出す選手や関係者もいるかもしれない。

 勝手に選手村から外出したり、外出先で飲食をしたりする人の問題も起きるだろうなと思う。今、日本の物差しで色々決めているかもしれないけれども、外国人選手たちから“事前に聞いてない”と言われることも含めて行動を規制されることへの反発や違反は出てくる可能性は高い。みんな日本人なわけではないから、きちんと守らない可能性は大いにある。だから、その辺も含め、どうするのか考えるのが今だと思う。

 東京都総務局が11億円の予算をつけて見回り隊をやっているけれども、飲食店を見回って、見つかったところで罰金って言ったって、店を開店させて罰金払ったほうが得じゃないかという話もある。飲食店の見回り隊なんて今すぐ止めて、でも人は雇ってしまっているから、その人たちで東京五輪開催中のIOCの関係者たちを見回った方がいい。

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開催1カ月前に「やらない」なんて言える?