その辺をどうするか。軍事的な面だけでなく、経済的な面も脅威で、中国が世界の大国になってしまったことは認めなければならないこと。その国と日本は商売もしているわけだから。新疆ウイグル自治区の問題に日本がツッコめないのはそういう側面があるからじゃないですか。それでいいのだろうか? 疑問があるまま、隣の国はどんどん大国になっていく。
30年位前の日本人からすると、日本はまだまだ豊かで、経済的にも強いと思いがちで想像つかないかもしれないけれども、中国はとんでもない大国になってしまっている。宇宙開発に関して言えば、中国は宇宙ステーション持っていたり、火星にも無人探査機飛ばしてますからね。しかも成功している。日本よりも色々なテクノロジーが進んでいる。
私たちは中国という国のそもそもの成り立ちが違うことを認識しなければいけない。例えば、今、香港で起きていることなんて日本では絶対に起きてはいけないことじゃないですか。中国共産党に批判的だった「りんご日報」という新聞が廃刊に追い込まれ、「りんご日報」前主筆で英語版の執行編集長が香港空港から出国する時に逮捕されているんですよ。日本でそういうことがあるかといえば、ないわけじゃないですか。
日本からすると国の成り立ちが違うから理解できないけれど、中国では中国共産党に入ることがエリートなわけですよね。だから、中国は日本から近いようで遠い国。中国が軍事的にも強大になって、お金も持ち出して、下手したら攻めてくるよ。
中国が脅威であることは真実で、宇宙人のことは冒頭で話した通りお互いに黙っていられるからいいけど、中国の事は本当に黙っていられない状況にあると思う。未確認飛行物体がいるか、いないかではしゃいでいる場合じゃない(笑)。
中国の勢いは本当にすごくて極端に言うと、自衛隊で守れるのか? 極端な意見ですよ。時代が変わってきてんじゃないか? 日米安保があるけど、アメリカに“本当に大丈夫?”って確認しなきゃダメなんじゃないの? “あの国、めちゃめちゃ強くなってるけど平気ですか?”って。