福山雅治(C)朝日新聞社
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「一線どころか随分越えている。今後も同様のことがあればまた発信していくかもしれません」

【写真】今年5月、子どもの写真を雑誌に掲載されて激怒した人気俳優はこの人

 10日、福山雅治(52)がラジオ番組「福山雅治 福のラジオ」(TOKYO FM)内で、一部の写真週刊誌で自身の子どもの写真が掲載されたことについて、約7分半にわたって言及した。

「写真週刊誌に家族の写真が掲載されるということに、どういうふうな思いでいるのか」と切り出すと、これまではそうした「取材を受けていない状態での掲載のされ方と写真週刊誌や臆測記事等々」に関して完全スルーのスタンスでいたと説明。

 さらに「芸能、エンターテインメントに携わっている人間としては、それもひっくるめたのがエンターテインメント」と理解し、逆に記事を取り上げると宣伝状態になってしまうのでスルーしてきた理由を明かした。

 だが、今回は自身ではなく妻の吹石一恵と子どもの写真を掲載した販売物が世に出回ったことで「守られるべきものが守られていない気がする。黙っているということはできない」と苦言を呈するに至った経緯を語った。

「福山は子どもが毎日通る場所で全然知らない人に写真を撮られ、かつ、モザイクを入れて掲載したとしても、デジタル時代でいつでもモザイクを外せるような状態でそのデータが共有されているという事実がとても恐ろしいことだと強調していました」(スポーツ紙記者)

 5月には同じ事務所の賀来賢人も複数の週刊誌に対してインスタグラムで次のように“警告”している。

《盗撮するのは100万歩譲って許します。しかし、もし次、私の子供を盗撮した記事を例えモザイクをつけたとしも、載せた場合、私は本当に怒ります》

 放送前の7日、2人の所属事務所であるアミューズはHPに「当社所属アーティストの家族・親族に対する取材行為について」というタイトルで次のような文書を公開した(以下抜粋)。

《当社としても、報道の自由という大前提は理解しておりますが、アーティスト本人ではなく、一切表舞台に出ることのない、その家族や親族の私生活に介入し、プライベートを詮索し、尾行や追跡、さらには撮影行為を行うことは人権の観点からも社会的にも許されることではありません。また、その撮影した写真をネット上や雑誌等のメディアで本人の許可なく公開することは、たとえモザイクや“ぼかし”といった加工を行ったとしても、アーティストの家族・親族の心を深く傷つける行為であり、特に幼少期の家族・親族に与える精神的負担やトラウマは想像を絶するものです。上記のような行為に対しては、威力業務妨害、迷惑防止条例違反、ストーカー行為、プライバシー権侵害、肖像権侵害、パブリシティ権侵害等の観点から必要な対応を行って参りましたが、残念ながらこれらの権利侵害行為や迷惑行為が完全に収まるには至っていません。》

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昔は「持ちつ持たれつ」の関係だった