漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系 日曜21:00~)をウォッチした。
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「MER」とは「モバイル・エマージェンシー・ルーム」の略称。最新の医療機器とオペ室を搭載した車両で現場へ駆けつける救命救急物語だ。
海外の紛争地で医療従事した経験を持つ、修羅場はおまかせチーフドクター・喜多見(鈴木亮平)。
東京都知事・赤塚梓役は石田ゆり子。都知事といえばユリコ。彼女の特命チームで、背後に政治闘争などもあるけれど、とにかく肝は喜多見のスーパードクターっぷり。
横転したバスに乗り込むや、ピコーン! 目玉にスキャンついてるのかってくらい、瞬時に負傷者の重症度を見極め、トリアージタッグをどんどん取りつけていく。
深刻な負傷者はERカー内で手術。トラックの運転席に挟まれたドライバーは、その場で頭蓋骨(ずがいこつ)をドリルでゴ~リゴ~リ。うまい、早い、電話もらえば即救助。ドクター界のウーバーイーツや~。
工場で大規模ガス爆発事故が発生すれば、真っ先に現場に飛び込み、天井や壁が崩落してもなんのその。コンクリートの下からはい出して、「大丈夫ですかー?」。お前が大丈夫なことに驚く。