東京五輪の開会式まであと3日となった7月20日。注目が集まる開会式では、どんなアーティストが登場し、どのような演出がなされるのだろうか。
【写真】東京五輪の国歌斉唱で”大穴”と予想されているのはこの人
SNSを見ると「なんとなくだけど東京五輪の開会式にLiSAが出るのでは…と思っている」、「開会式は氷川きよし氏に限界突破サバイバーを歌っていただきたいね」、「開会式はマツケンサンバでっていう案、すごく好き。見たい」など、開会式を待ち望む人たちによるさまざまな憶測、希望が飛び交っている。東京・国立競技場周辺からは、競技場で練習中の音楽が聞こえてきたとの情報もある。今、会場周辺はどうなっているのだろうか。現地に赴き、周辺住民の声を取材した。
午後3時、都営大江戸線「国立競技場駅」の出口を出ると、すぐ目の前に国立競技場が見えてきた。巨大な国立競技場、その周辺を大きく囲うセキュリティーフェンスに印刷された“TOKYO2020”の文字。いよいよ大会が近づいてきているのだという実感がわいてくる。
競技場周辺は広範囲で道が封鎖されていて、一般の人の通行エリアは制限されているが、外苑西通りに行くと競技場に比較的近づくことができた。
気象庁のデータによると、この日の東京の気温は午後3時時点で32.6度。国立競技場付近では雲もほとんどなく、じりじりと焦げるような日差しが降り注いでいた。長時間屋外にいると熱中症になってしまいそうな天気だ。
周辺の住民や通行人に取材していると、国立競技場の中から聞き覚えのある音楽が流れ始め、通行人の視線が競技場に集まった。人気ゲーム「ドラゴンクエスト」で使用されている楽曲「序曲」。CMなどでもよく耳にするあの曲だ。
こういった人気曲は競技場からよく聞こえてくるのだろうか。周辺の住民に聞くと「何の曲かまではわからないですけど、音はよく聞こえてくる」(60代女性)とのこと。しばらく国立競技場付近で取材を続けていると、確かにコーラスと思われる音楽や日本語・英語などのアナウンスが頻繁に聞こえてきた。