和歌山県警の大金星と言われる「紀州のドン・ファン」事件の立件に暗雲が垂れ込めている。
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警視庁に傷害容疑で7月28日、逮捕されたのは、和歌山県警捜査1課の巡査部長、讃岐真生容疑者(35)。今年4月18日夜、讃岐容疑者は東京都大田区の京浜急行天空橋駅前で、20代の女性を盗撮しようとしてケガをさせたという。和歌山県警の讃岐容疑者は東京に出張中、事件を起こしたが、捜査していたのは、あの大事件だった。
2019年7月、和歌山県の資産家で「紀州のドン・ファン」と呼ばれた野崎幸助さん(享年77)が殺害され、今年4月末に元妻の須藤早貴容疑者(25)が殺人容疑で逮捕された。和歌山県警は当時、野崎さんに覚せい剤を投与して殺害した疑いが持たれていた須藤容疑者が住んでいる東京に捜査員を派遣。その1人が讃岐容疑者だった。
讃岐容疑者は天空橋駅近くのビジネスホテルに宿を取り、捜査をしていたという。
「讃岐容疑者は天空橋駅のエスカレーターに向けて歩いている女性に目をつけた。スマートフォンを取り出して、女性のスカートから手を伸ばすように盗撮しようとした。女性はそれに気づき、エスカレーターで上がったところで、讃岐容疑者に『警察に電話しますから』と携帯電話で110番通報しようとした。すると、讃岐容疑者は女性の携帯電話を奪おうとして、もみ合いになった。讃岐容疑者は女性の手から携帯電話をとりあげ、最後は投げ捨てて、その場から脱兎のごとく走り去った。女性の通報を受けて、捜査をしたところ、讃岐容疑者の犯行であることがわかった」(捜査関係者)
なんと、紀州のドン・ファン事件を捜査中に女性を盗撮し、ばれて逃亡したというから驚きだ。和歌山県警の幹部はこう怒る。
「須藤容疑者を逮捕したのは、4月28日や。讃岐容疑者が盗撮したのは、その10日ほど前やろう。捜査の山場で、一番、緊張が走り大変な時期や。みんな、須藤容疑者のことで必死、頭がいっぱい。そんなときに盗撮するような暇があったんか」