2000.6~2001.11pre
2000.6~2001.11pre season「警視庁ふたりだけの特命係」
この記事の写真をすべて見る

「相棒」1作目が放映されたのは、2000年、「土曜ワイド劇場」の枠内だった。一風変わった刑事ドラマは、人気を呼んでシリーズ化。後に「pre season」と呼ばれるようになったその1作目で、亀山薫(寺脇康文さん)が実家の造り酒屋の一升瓶を手みやげに杉下右京(水谷豊さん)に初対面の挨拶をし、塩対応をされてから22年。その名コンビが帰ってきた。

【写真特集】歴代相棒たち ドラマ「相棒」の22年おさらいヒストリーはこちら(全11枚)

*  *  *

■個性豊かな歴代相棒たち

【初代】亀山薫(かめやまかおる)/寺脇康文 pre season「相棒 警視庁ふたりだけの特命係1~3」(2000.6~2001.11)+season1‐7(2002.10~2008.12)

実家は新潟の酒蔵。指名手配犯を逮捕しようとして、逆に人質にされるというおっちょこちょいぶりで、特命係に異動させられ右京の相棒に。お人よしの熱血漢で、その後に続く代々の相棒のなかでは、もっとも右京と正反対の性格として知られる

【2代目】神戸尊(かんべたける)/及川光博 season7‐10(2009.3~2012.3)

準キャリアとして警視庁に入庁後、推薦組として警察庁に採用されたエリート。クールな自信家で、特命係に配属されてからは、右京と意地になって張り合うことも。根底には互いを認め合う信頼関係があった。season10の最終話で異動となるが、その後も右京への協力を惜しまない

【3代目】甲斐享(かいとおる)/成宮寛貴 season11‐13(2012.10~2015.3)

警察庁次長を父に持つ。旅行先の香港で右京に関わったことから、特命係に引き抜かれる形で右京の相棒に。右京は享が持つ純粋な正義感を認め、相棒として信頼を置くようになっていく。しかし、法律の裁きを逃れた犯罪者たちに私的制裁を下した罪を右京に暴かれ、最後は懲戒免職に

【4代目】冠城亘(かぶらぎわたる)/反町隆史 season14‐20(2015.10~2022.3)

元々は警視庁に出向していた法務省のキャリア官僚だったが、捜査にのめり込みすぎた結果、法務省を事実上クビに。その後警察官に転身し、特命係に正式に配属。右京も一目置く対等な関係を築いたが、season20では、法務省の元上司のスカウトで、公安調査庁へ移籍。歴代相棒のうちでは最多の138回出演

次のページ