「有明アーバンスポーツパーク」のBMXレーシングなどの存続が注目される(gettyimages)
「有明アーバンスポーツパーク」のBMXレーシングなどの存続が注目される(gettyimages)
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 東京五輪が閉幕した。日本の獲得メダル数は、リオ五輪を大きく越え、過去最高の58個。新型コロナウイルスの影響でほとんどの競技は無観客の開催とはなったが、予想以上の盛り上がりになったといえよう。そんな五輪の興奮が冷めやらぬ中、注目を集めているのが、今回、五輪のために新設された競技施設の“今後”だ。一部では、スケートボードやBMXの会場として使われた「有明アーバンスポーツパーク」は再利用するなどの報道は出ているようだが、決定事項ではない。過去の五輪において、大会のためににつくった施設が「廃墟化」していると問題にもなっている。東京五輪の「レガシー」として競技施設はどうなるのだろうか。今後の活用について取材した。

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 今回の五輪で新設された競技施設は、レガシーとして残すことを前提に作られた「新規恒久施設」と、競技開催のためにあくまで一時的に仮設した施設に分けられる。

 新規恒久施設は、競泳や飛び込みの会場となった「アクアティクスセンター」、ボートなどの「海の森水上競技場」、バレーボールの「有明アリーナ」、カヌー(スラローム)の「カヌー・スラロームセンター」、ホッケーの「大井ホッケー競技場」、アーチェリーの「夢の島公園アーチェリー場」の6箇所となっている。これらの施設は、残ることはすでに決定している。

■都民からも好評だった

 東京都オリンピック・パラリンピック準備局の担当者は、今後の活用についてこう語る。

「新規恒久施設に関しては、各競技団体の練習会場や一般の利用者の方々がさまざまな競技に親しめる場所として、今後も活用していく方針です。嬉しいことに、すでに各競技団体や都民の方々からも非常に多くの問い合わせをいただき、好評も得ています。なかでも、『アクアティックスセンター』は大変人気ですね。昨年、五輪が1年延長したこともあり、大会前に各施設を都民の方々に開放したんですが、その影響は大きかったと思います。利用者の方々に末永く愛してもらえる、そんな施設にしていければと思っています」

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あの「パーク」はどうなる?